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WE KATANA M4A1にマグネットボルトストップシステム(簡易版)を搭載

ガンジニアさんの「オープンソース技術ライブラリ」にて公開されているB.B.S.S(Magnet Bolt Stop System)の仕組みを参考に、磁気リードスイッチとネオジウム磁石を使った簡易的なボルトストップ(弾が切れた時に撃てなくなるという意味で使ってます)を作りました。

本家 M.B.S.Sはこちら
http://gungineer.matrix.jp/technology/mbss/mbss.htm

必要なパーツやら回路図やらが公開されているので、技術さえあれば誰でも作れる情報は揃ってますが、私にそんな技術は無いので、私が作るのは超簡易版の物になります。

まず、素材となるのはFET、SBD、マイクロスイッチトリガーと、電装系を弄りまくってるWE KATANA M4A1です。
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まずはWE KATANA M4A1に磁気リードスイッチを取り付ける為に分解します。
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既にFETとマイクロスイッチ化を行っているので、今回はマイクロスイッチ部分の配線(FETの信号線)に磁気リードスイッチを挟み込むだけで大丈夫だったので、比較的実装は楽でした。

配線は
 FET(信号線 +)
  ↓
 マイクロスイッチ
  ↓
 磁気リードスイッチ
  ↓
 マイクロスイッチ
  ↓
 FET(信号線 ー)
という感じになります。
磁気リードスイッチは常にONの状態になっており、ネオジウム磁石が近づくとOFFになります。

続いて、磁気リードスイッチを組み込む為にチャンバーを加工します。
磁気リードスイッチはかなり脆い構造(ガラスが直ぐ割れる)ので、磁気リードスイッチを固定する溝をしっかり掘ってガラスを保護する必要があります。
でないと多分マガジンを勢い良く叩いた衝撃や、ピストンが前進する時の振動等で割れます。
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とりあえずこの状態で動作テストを行います。
ネオジウム磁石がどれ位磁気リードスイッチに近づくとスイッチが反応するのか、そもそも電圧や電流で壊れないかを検証します。
まあ、特に問題は無かったです。
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磁気リードスイッチを固定する場所が決まったので配線を半田で固定し、コネクタを取り付けます。
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M4A1はメカボックスとチャンバーの間に若干の隙間があるので、そこにコネクタと余分な配線をを逃します。
ある程度ゆとりを持った配線を用意しないと、テイクダウン時にうっかりすると断線するので、要注意。
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最後にマガジンの作成です。
ただ、これが結構コストパフォーマンスが悪い。
1個マガジン作るのに3種類のネオジウム磁石を使います。
それぞれ8mm×3mm、6mm×3mm、6mm×10mmです。
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↑これだけのネオジウム磁石を使ってマガジン2本です・・・。

まず、マガジンのスプリングを外して8mm×3mmのネオジウム磁石をマガジン内部に入れ、スプリングを戻します。
次に6mm×3mmと6mm×10mmのネオジウム磁石をくっつけた状態で6mm×3mmの方をマガジンの給弾口に押し込んでマガジン内部の8mm×3mmのネオジウム磁石とくっつけば完成です。


という訳で、実際の動作はこんな感じになります。

弾がある間は磁気リードスイッチはON状態なので、普通に撃てますが、弾が少なくなると磁気リードスイッチがマガジン内部のネオジウム磁石に反応してOFFになります。
これで、FETから伸びる信号線が断線する事になるので、トリガーを引いても撃てなくなるという訳です。
ちなみに、打ち切りマガジンとかでは無いので、3発程弾ポロします。

また、単にマガジン内部のネオジウム磁石の有無だけで実装しているので、ネオジウム磁石が入っていないマガジンではボルトストップは機能しませんし、そもそもマガジンを抜けば撃てるようになります。

とりあえず、中々面白いシステムが出来たので、早速今度サバゲーに投入しようと思います。
マイクロスイッチトリガーもこの簡易版M.B.S.S(M.B.S.Sモドキ?)も、一定の条件はありますが、殆どの電動ガンに組み込めるシステムのような気がするので、今後私が弄る電動ガンのスタンダードになるのかなぁ・・・と思ってます。